カテゴリー別アーカイブ: Photoshop CS6

「Photoshop CS6」新機能レビュー – 創造性を支える「その他の機能」編

Adobe Creative Suite 6 Design & Web Premium Macintosh版 中古版 Adobe Creative Suite 6 Design 激安中古版
本シリーズではこれまで「Adobe Photoshop CS6」に搭載された、以下のような新機能を紹介してきた。同ソフトウェアには、これらの他にも多数の機能が追加/仕様変更されているので、最後にいくつか紹介しよう。

インターフェースが濃いグレーに

Photoshop CS6では、アプリケーションウィンドウの色がこれまでよりも濃いグレーに変わった。画像が映える配色ではあるが、「いままでの薄いグレーに戻したい」、「さらに濃い色がいい」など、各ユーザーのニーズにあわせて、画面の色を変えることができる。用意されているカラーテーマは4パターン。さらに、カスタムカラーを使うことも可能だ。いずれも、環境設定の「インターフェース」で設定できる。

Photoshop CS6のインターフェイス

Photoshop CS5のインターフェイス

環境設定で画面の色をチョイスできる

最短5分刻みで自動バックアップが可能に

「バックグラウンドで保存・自動保存」という心強い機能も用意された。文字通り自動的に保存が行われるもので、保存間隔は、5分・10分・15分・30分・1時間の5段階。試しに未保存の状態でPhotoshop CS6を強制終了し、再起動したところ、編集した内容を加えたファイルが開いた。ファイル名の後ろには「-復元」と表示されている。

環境設定で保存間隔を選択

最後に保存した画像

自動保存されたファイルが復元された

文字スタイル・段落スタイルの搭載でテキスト編集機能も充実

テキスト関連の機能でも新たな機能が追加された。中でも筆者が気に入っているのは、文字スタイル・段落スタイル機能。InDesignやIllustrator、Microsoft Wordでおなじみのものが、今回Photoshopにも搭載された格好だ。どちらもパネルが新設され、文字スタイルパネルではフォント(書体)やサイズ、色、行送りなどの文字属性を、段落スタイルパネルではこれらの文字属性に加えて、行揃え、インデントなどの段落属性をスタイルとして保存できる。

文字スタイルパネル

文字スタイルオプション

段落スタイルパネル

段落スタイルオプション

この機能の登場で、同じスタイルを他のテキストにすばやく適用できるようになり、テキストデザインの統一や使い回しが楽になった。別のPhotoshopファイルに、スタイルを読み込んで使うことも可能だ。

元のテキスト

段落スタイルパネルから各段落に別のスタイルを適用

先頭の文字に文字スタイルパネルから「スタイル1」を適用

文字スタイルパネル・段落スタイルパネルは、今バージョンからメニューバーに加わった「書式」メニューの「パネル」からアクセスできる。

書式メニュー

シェイプに輪郭線が付けられるように

シェイプ(図形)機能では、ベクトルベースの図形に輪郭線が付けられるようになった。今までなかったのが不思議なくらいだが、輪郭線の色や太さはもちろん、破線や点線の設定、先端や角の形状、輪郭線を付ける位置などを細かく指定できる。また、シェイプ作成時に、シェイプ系ツールを選んで画像上をクリックすると、サイズ指定を行うダイアログが表示されるようになった。角丸四角形であれば半径(角の丸み)を、多角形ツールであれば多角形あるいは星のどちらにするか、辺数をいくつにするかを指定できる。Illustratorと似た操作感で、とても使いやすい。

シェイプに輪郭線を設定。実線・点線・破線が選べ、色も単色・グラデーション・パターンが指定可

ストロークオプション。線の位置や形状まで細かく設定できる

クリックするとサイズ指定でシェイプが描ける

さらに、描画関連機能では「油彩フィルタ」が搭載された。このフィルタでは、ゴッホの絵のような質感が得られる。このフィルタもパソコンに負荷をかける処理だが、設定がスムーズにプレビュー画像に反映され、快適に作業できる。

元画像

「油彩フィルタ」の設定画面

「Mercury Graphics Engine」で快適な作業環境を実現

新バージョンの数々の機能を見ていると、これまで別のやり方でできたことが、さらに直感的でわかりやすい操作になったという印象を受ける。

それを可能にしたのが、ぼかしフィルタ編で紹介した「Mercury Graphics Engine」の存在だ。画像をゆがめたり、ぼかしたりといった負荷のかかる作業も、スムーズなプレビュー表示が結果をリアルタイムに反映し、使う側にとってストレスなく使用できるようになった。

切り抜きツールの仕様変更は、従来バージョンと根本的に変わっているため、最初は使いづらく思えるかもしれないが、旧バージョンの操作方法に戻す機能も用意されていて、開発側の配慮を感じる。これは、アプリケーションウィンドウの色に関しても同じことが言えよう。さらに進化した「コンテンツに応じる」関連機能を加え、使う側のニーズを取り入れたバージョンに仕上がっていることを使うほどに実感できる。無償の体験版もあるので、ぜひ体験してみてほしい。

激安中古Windows、Adobeソフト取り扱い店:Xmac.jp

Adobe Creative Suite 6 Design & Web Premium Macintosh版 中古版 Adobe Creative Suite 6 Design 激安中古版

広告

Photoshopのショートカットキー講座-29.回転ビューツールを作成

本日はPhotoshopお絵描き派にオススメのショートカットキーの登場です。 「回転ビューツール」のショートカットです。

今日のショートカット
「回転ビューツール」
R

「R」を押すとアイコンが回転ビューツールのマークになりますので、後はマウスやペンタブレットでドラッグすることで角度を調整できます。

アナログで絵を描く時のようにカンバスを傾けてブラシのストロークを乗せることができるため、線画を描く時などに特に役立ちます。

また、回転させたカンバスを元の水平の状態に戻したい時はこちらのキーを。

今日のショートカット
「ビューの初期化」
esc

元の角度へ戻すのもキーひとつで楽々、ストレスフリー。

お絵描きの時に活用してみて下さい!

1e77cc9e

激安中古Win、Macソフト通販店:Xmac.jp (^_^)

「Photoshop CS6」新機能レビュー – 新しい3つの「ぼかしフィルタ」編

Adobe Creative Suite 6 Design & Web Premium Macintosh版 中古版 激安購入口
5月11日に発売された「Adobe Photoshop CS6」の新機能を紹介する本シリーズ。今回は新たに加わった3つの「ぼかしフィルタ」を紹介しよう。

結果がリアルタイムに反映される新しい「ぼかしフィルタ」

「画像をぼかす」という作業は、パソコンにかなりの負荷がかかる。しかし、今回のバージョンから採用された画像処理エンジン「Mercury Graphics Engine」によりパフォーマンスが格段に向上した。画像のサイズが多少大きめでも、設定結果がリアルタイムで反映され、ぼかすポイントの位置決めや強さの調整がしやすく、快適に作業できる。

3つの新しいぼかしフィルタ

早速、3つのフィルタをそれぞれ見ていこう。まずは、レイヤー全体もしくは選択範囲内にぼかしを付ける「フィールドぼかし」フィルタ。メニューを選ぶと、画面右側に調整パネルが表示され、画像上に「ぼかしピン」と呼ばれる二重丸があらわれる。新たなぼかしフィルタは3つとも、この画像上のコントローラーを使ってぼかす強さや位置の調整を行う仕組みだ。ぼかしの強さは、ピンの周囲にある「ぼかしリング」と呼ばれる丸い枠をドラッグするか、調整パネルのスライダで調整する。「ぼかしピン」の操作方法は3つのフィルタとも共通で、実際に使ってみると直感的でとてもわかりやすい。また、ぼかしピンの位置やぼかす強さを調整している間はプレビュー表示の状態なので、画像を劣化させることなく、何度でもやり直しが効く。

元画像
「フィールドぼかし」を選択する

画面右に調整パネル、画面中央にぼかしピンが表示される

ぼかしリングをドラッグして位置を決める

ぼかしリングでぼかしの強さを調整する
ぼかす強さは画面右の調整パネルでも行える

ぼかしピンを複数使ってきめ細かいぼかしが指定できる

ぼかしピンは1つの画像に複数配置することも可能で、ピンごとにぼかす強さを設定できる。たとえばメインの被写体などシャープさを残したいものは、そこにピンを置き、ぼかす強さを「0」、つまり「ぼかし」のない状態にする。さらに、ぼかしたい場所をクリックしてピンを置き、ぼかしをかけると、メリハリがついて被写体を目立たせることができるのだ。従来どおり、被写体を別レイヤーに配置したり、選択範囲外にしてからフィルタを実行するという方法でもいいだろう。

プレビュー表示を見ながらぼかしピンの位置や強さを設定したら、ツールオプションの「OK」ボタンをクリックして、画像にフィールドぼかしを適用する。これで完成だ。ピンを複数おいて、それぞれ強さを変えることも可能
ぼかしたくない領域にピンを置いて、ぼかす強さを「0」にする

「OK」ボタンをクリックして、ぼかしを適用するフィールドぼかしが適用された

「虹彩絞りぼかし」で被写界深度を浅くしたような効果を出す

次は、被写界深度を浅くした効果が得られる「虹彩絞りぼかし」フィルタを紹介しよう。被写界深度とは、写真撮影でピントが合っている範囲を指し、被写界深度が浅くなるとピントの合っている範囲が狭くなる。写真を撮る際、被写体にできるだけ近づき、カメラの絞りを開放にしてシャッターを切ると、被写体付近だけピントが合い、背景にぼかしがつく。被写体をより目立たせたいときに効果的な撮影テクニックだ。
元画像
「虹彩絞りぼかし」を選択する

「虹彩絞りぼかし」では、「フィールドぼかし」フィルタと同様、画像の上にぼかしピンが置かれる。しかし、フィールドぼかしとは違って、ぼかしピンの中心付近には「ぼかし」が付かない。「虹彩絞りぼかし」を選択すると表示される4つの白い丸はピントを合わせる領域を指定するポイントで、ぼかしピンから4つの白い丸まではくっきりした状態に、白い丸から外側はぼかしのついた状態になる。また、外側の楕円形は最大ぼかしポイントで、白い丸から距離を遠ざけると、ゆるやかにぼかしが強くなり、距離を近づけると急激にぼかしが強くなる仕組みだ。

ぼかしピン付近はシャープな状態
ぼかしの強さを調整する

白い丸はピントを合わせる領域を指定するマーク。ぼかしピンに近づけると、ピントの合う領域が狭くなる
白い丸をぼかしピンから遠ざけると、ピントの合う領域が広くなる
楕円形は最大ぼかしポイント。白い丸との距離を空けると、ぼかしの強さがゆるやかに変化する
楕円形と白い丸との距離を狭めると、ぼかしの強さが急激に変化する

虹彩絞りぼかしフィルタでも、ぼかしピンを複数置くことができ、ぼかしリングでぼかす強さをそれぞれ設定できる。
フィールドぼかしと同様、ぼかしピンを複数置いて、強さやぼかす範囲を個別に設定できる

ミニチュア風写真を作る「チルトシフト」が登場

続いて、「チルトシフト」フィルタを紹介しよう。このフィルタでは、普通に撮影した写真を、ジオラマ(風景模型)や鉄道模型を撮影したような雰囲気に仕上げることができる。このような写真はミニチュア風とも呼ばれ、通常の一眼レフカメラで撮影するには、決して手頃とはいえない価格の専用レンズが必要だ。そのため、手軽にミニチュア風写真を作るには撮影後にフォトレタッチソフトなどで加工するのが手っ取り早く、専用のシェアウェア/フリーウェアソフトを使うか、従来のPhotoshopで若干の手間をかけて作る方法が一般的だった。しかし、今回「チルトシフト」フィルタが用意されたことで、Photoshopで手軽にミニチュア風写真を作成できるようになった。元画像
チルトシフト

「チルトシフト」では、ぼかしピンを中心に、実線と破線がそれぞれ2本ずつ水平に表示され、シャープにしたい領域にあわせて角度が調整できる。ぼかしピンと実線の間にぼかしは付かず、実線から外側はぼかしのついた状態になる。破線は最大ぼかしポイントで、実線から距離を遠ざけるとゆるやかにぼかしが強くなり、距離を近づけるとぼかしが急に強くなる。

チルトシフトでは、ぼかしの強さのほか、ゆがみを設定するスライダが画面右の調整パネルに用意されている。「ゆがみ」というとピンとこないかもしれないが、「ぼかし(移動)」フィルタをかけたように動きのあるぼかしが付く。最初の設定はゆがみのない状態(0%)だが、100%に近づけると線に対して直角にゆがみが付き、ー100%に近づけると線に対して平行にゆがみが付く。チルトシフトでは、ぼかしピンを中心に実線と破線が表示される
線の角度を調整する

ぼかす強さや位置を調整する
完成。よりミニチュア写真っぽく仕上げるために、色味を濃くした

Adobe Creative Suite 6 Design & Web Premium Macintosh版 中古版 激安購入口
Adobe Creative Suite 6 Design & Web Premium Macintosh版 中古版

1e77cc9e

激安中古Win、Macソフト通販店:Xmac.jp (^_^)

「Photoshop CS6」新機能レビュー – 強化された「切り抜きツール」編

Adobe Creative Suite 6 Design & Web Premium Macintosh版 中古版 Adobe Creative Suite 6 Design 激安中古版

5月11日に発売された「Adobe Photoshop CS6」の新機能を紹介する本シリーズ。「コンテンツに応じる」関連の新機能にフォーカスした前回に続き、今回はPhotoshop CS6で最大の仕様変更が行われた「切り抜きツール」をピックアップする。使う機会の多いこのツールは、Photoshopの初期バージョンから用意され、これまで大きな変更はなかったが、今回のバージョンでは切り抜き範囲の指定方法が変わるなど、大幅な機能改善が行われている。

切り抜きは、画像を動かして調整する形に

切り抜きツールの仕様変更は、ツール選択直後の動作から始まる。ツールボックスから切り抜きツールを選択すると同時に、画像全体が切り抜き線で自動的に囲まれるようになった。この切り抜き線を無視して、従来どおり切り抜くエリアを囲んでも構わないが、[Shift]キーを押しながら最初に作られた切り抜き線のコーナーハンドルをドラッグすると、元画像の縦横比を維持した切り抜き線を簡単に作成できる。

切り抜きツールを選択すると画像全体が囲まれる

[Shift]キーを押しながらコーナーハンドルを動かすと元画像と同じ縦横比で切り抜くエリアを指定できる

切り抜くエリアの大きさや縦横比は、切り抜き線をドラッグする方法で調整する。ここまでは従来と同じだが、位置決めは枠を動かすのではなく、画像を動かす形に変更され、直感的に位置が決められるようになった。切り抜く際の構図を決めるのに便利なガイドラインの種類も、これまでのグリッドや三分割法に加え、対角線、三角形、黄金比、黄金螺旋が追加されている。
切り抜き位置は、画像をドラッグする形で調整できる

オーバーレイの種類が増えた

黄金比を表示した状態

切り抜き後の微調整も分かりやすく

さらに驚きなのが、画像を切り抜いた後に、切り抜き前の画像が元の品質で残されることだ。従来、切り抜き後に構図を変えるときは、イチからやり直すしかなかったが、今バージョンではツールオプションの「切り抜いたピクセルを削除」をオフにすることで、切り抜き範囲外の画像が残されるようになった。つまり、下図のようにいったん画像を切り抜いた後、再度切り抜きツールで画像を操作すると、切り取ったはずの画像が再表示されるので、切り抜き範囲を微調整することが可能なのだ。

ツールオプションの「切り抜いたピクセルを削除」をオフにする

いったん切り抜いた状態


切り抜き後に再度切り抜き範囲が調整できる

便利になった「切り抜きツール」だが、基本的な操作方法がかなり変わったことで、とまどう人がいるかもしれない。そういった場合は、ツールオプションの「切り抜きの追加オプションを設定」のメニューから「クラシックモードを使用」にチェックを付けると、Photoshop CS4までと同様に切り抜き線をドラッグして位置決めを行う方法に切り替わる。また、「切り抜いたピクセルを削除」にチェックを付けると、従来通り切り抜きと同時に範囲外の画像は削除される。

Photoshop CS4同様の使い勝手に戻すことも可能

角度補正+切り抜きが一瞬で完了!

今回の切り抜きツールには、角度補正と切り抜きをまとめて行う機能が装備された。切り抜きツールのツールオプションで「角度補正」をオンにし、まっすぐにしたいラインをドラッグするだけで、角度の修正と、それに伴う余白の切り抜き指定が同時に行われる。

従来のバージョンでは、ものさしツールで角度補正してから、切り抜きツールで余白部分を切り抜く必要があったが、新しいバージョンでは少ない手数で同じ結果が得られるようになったのだ。ツールオプションの「角度補正」をオンにする(元画像ごと)

水平にしたいラインをドラッグする

傾きにあわせて切り抜き線が作られる(図は「切り抜いたピクセルを削除」オプションをオフにした状態)
切り抜きを実行すると、画像の傾きが補正されると同時に、角度補正時にできる余白が削除された

また切り抜き関係のツールとして、「遠近法の切り抜きツール」が新たに搭載された。これまでも切り抜きツールの「遠近法」オプションで同様の操作が行えたが、今バージョンでは新たなツールとして独立した形になっている。
遠近法の切り抜きツール
ビルの傾きにあわせて切り抜く範囲を指定
遠近感を補正して切り抜きが実行された

1e77cc9e

激安中古Win、Macソフト通販店:Xmac.jp (^_^)

Adobe Creative Suite 6 Design & Web Premium Macintosh版 中古版 Adobe Creative Suite 6 Design 激安中古版

「Photoshop CS6」新機能レビュー – コンテンツに応じたパッチ/移動機能編

Adobe Creative Suite 6 Design & Web Premium Macintosh版 中古版 Adobe Creative Suite 6 Design 激安中古版
5月11日、Photoshopの新版「Adobe Photoshop CS6」がリリースされた。約2カ月前にパブリックベータが公開されているので、すでに新しいPhotoshopを体験したユーザーもいるだろう。Photoshopが産声をあげて20年。ソフトとしては完成の域に達しており、「目新しい機能は、もうないのでは? 」と毎回思ってしまうのだが、そんな筆者の考えをいい意味で裏切ってくれるのがPhotoshopの凄さ。今回登場した新バージョンでも、数々の斬新な機能が追加されている。

目玉機能としては、新しい「コンテンツに応じる」機能や、「切り抜き」ツールの改変、新たに追加された3つのぼかし機能など。どの機能から紹介すればいいか迷うところだが、筆者が個人的に気になっている「コンテンツに応じる」関連の新機能から説明しよう。「Adobe Photoshop CS6」のインターフェース

新たに登場! ふたつの「コンテンツに応じる」機能

「コンテンツに応じる」機能は、前バージョン「Photoshop CS5」で新搭載されたものだ。不要と判断したものを消し、周囲のコンテンツから背景を類推するので、最初から何も映り込んでいなかったかのような自然な仕上がりを得られるとして注目を集めた。今回のPhotoshop CS6では、前バージョンの「スポット修復ブラシツール」と「塗りつぶし」ダイアログに加えて、「パッチツール」にも「コンテンツに応じる」オプションが用意されたほか、新たに「コンテンツに応じた移動ツール」が追加されている。
パッチツールの「コンテンツに応じる」オプション
コンテンツに応じた移動ツール

パッチツールの「コンテンツに応じる」で、より精度の高い修復が可能に

これまでの「スポット修復ブラシツール」や「塗りつぶし」ダイアログによる修復では、不要物を消したあとの背景をどのような画像で補完するかはPhotoshopの解析に任せるしかなく、時には意図しないものが混じってしまうことがあった。

一方、パッチツールは、修復したい部分を選択し、同じ画像の別の場所にドラッグ&ドロップすることで、背景に使うサンプルを指定できるのが特徴。ここに「コンテンツに応じる」オプションが用意されたことで、どのような色やトーンで消したい部分の背景を補うかを指定でき、より精度の高い修復が可能となっている。

下のサンプルの画像をみてほしい。コスモス畑にカメラを持った人物が大きく写り込んでいる。かなり広いエリアに及ぶが、これを消してみよう。前バージョンのCS5であれば、選択範囲を取ってからオプションを「コンテンツに応じる」にした「塗りつぶし」を実行するのがベター。しかし、実際にやってみると、本来なら空と緑があるべきところに、コスモスの画像が混ざってしまった。とはいえ、なかなかいい感じで修正できているので、あとひと手間かければ十分使えるレベルだ。元の画像
「塗りつぶし」で消した状態。本来、空と緑がある場所にコスモスが写り込んでしまった

次に、CS6の新機能「パッチツール」の「コンテンツに応じる」を使うとどうなるか試してみよう。消したい範囲を選択してから、「パッチツール」のツールオプションで「コンテンツに応じる」を指定し、選択範囲の左側のエリアまでドラッグ&ドロップする。このとき、選択範囲内にドラッグ先のプレビューが表示されるので、背景にマッチしそうなエリアを探せるのがポイント。サンプル画像では、コスモス畑の上辺の位置をあわせることで、ズレることなく修正できた。パッチツールのオプションを「コンテンツに応じる」に設定し、プレビューを見ながらドラッグ&ドロップ
ドラッグ&ドロップした先が塗りつぶしのサンプルとなって、自然な仕上がりになった

「コンテンツに応じた移動ツール」で移動もラクラク!

「コンテンツに応じる」関連の新機能として、次に「コンテンツに応じた移動ツール」を紹介しよう。このツールでは、選択した範囲を移動またはコピーし、移動した先にうまくなじませると同時に、元の背景を違和感なく塗りつぶすことができる。

たとえば、下のサンプル画像に写っている鹿を、さらに右へと移動したいとする。おおまかに選択範囲を作成し、「コンテンツに応じた移動ツール」を選ぶと、オプションバーの「モード」に「移動」と「拡張」というふたつの選択肢が出てくる。鹿を移動させたいときは「移動」モードを選択。これで選択範囲をドラッグすると、移動した場所になじむように鹿の画像が配置され、同時に鹿がいた元の場所も周囲のコンテンツから背景を類推して自然に塗りつぶされる。このサンプルでは不要な影が混ざってしまったが、あと少しのレタッチ作業で修正できるだろう。
元の画像
「コンテンツに応じた移動ツール」モードを「移動」にしてドラッグ
鹿の画像は移動先で周囲のピクセルとうまくなじむようにブレンドされ、鹿のいた場所はコンテンツに応じて違和感なく塗りつぶされる

この作業を旧来の方法で行うとすれば、鹿の輪郭を正確に選択し、エッジの処理をして移動してから、移動した跡の背景をきれいに塗りつぶさなければならなかった。しかし、この「コンテンツに応じた移動ツール」があれば、ざっくり選択範囲を取って移動するだけで、被写体の位置を手軽に動かせるようになる。

「コンテンツに応じた移動ツール」の、もうひとつの使い方

「コンテンツに応じた移動ツール」の使い方をもうひとつ紹介しよう。鹿を移動するときは、ツールオプションから「移動」を選んだが、ここで「拡張」を選ぶと、選択したエリアを移動先にコピーして自然になじませることが可能となる。たとえば建物や壁を高くしたり、画像の周囲に残った空白部分を埋めたりするときに便利だ。

下のサンプル画像は、コスモスが植えられた丘だが、コスモスの部分をコピーして、さらに上まで伸ばすことができる。
元の画像
継ぎ足しに使う部分を選択し、「コンテンツに応じた移動ツール」のモードを「拡張」に

上方向に移動
コスモスの丘が高くなった。つなぎ目も目立たず、違和感なく修正できている

5段階のオプションで微調整が可能に

また、「コンテンツに応じた移動ツール」と「パッチツール」の「コンテンツに応じる」使用時には、ツールオプションに「適応」という項目が表示され、エッジ部分の処理の強さを調整することが可能だ。「適応」オプションは5段階

「非常にゆるく」や「ゆるく」を選択すると、移動先の背景となじむ範囲が広がり、より自然な仕上がりが得られる。ただし、範囲が広くなる分、元の画像の一部が欠落する場合があるようだ。一方、「非常に厳密に」や「厳密に」を選択すると、なじませる範囲が狭くなるので、違和感が残る場合があるものの、元画像は比較的きれいに残る。画像の内容や選択範囲の取り方によって仕上がりが異なるので、実行後、「適応」の項目を切り替えて、いい結果が得られるものを探そう。元画像。違いが分かりやすいように、輪郭線ぎりぎりを選択
「コンテンツに応じた移動」で選択範囲内を「拡張」(コピー)した。「非常に厳密に」モード
「中間」モード
「非常にゆるく」モード。「非常に厳密に」モードとはイチゴの形状が変わっている

激安中古Win、Macソフト通販店:Xmac.jp (^_^)
logo
Adobe Creative Suite 6 Design & Web Premium Macintosh版 中古版 Adobe Creative Suite 6 Design 激安中古版